とうもろこしのおいしい調理方法
7月~8月ごろが旬のとうもろこし。
夏祭りの定番の焼きもろこしや、簡単に作れるとうもろこしご飯、
そして、少し手間はかかりますが、
暑い時期に欲しくなる冷製スープの調理方法を特別にお教えします。
まず肝心なのは、おいしいとうもろこし選びからです。
皮付きのとうもろこしの場合は、皮の緑色が濃く、先端のヒゲが
褐色か黒褐色のものが、完熟している証拠です。
ヒゲは1本づつ粒とつながっているので、ヒゲが多いもの=粒が多いものとなります。
実が先端までぎっしりと詰まっていて隙間のなく、
粒が大きくて大きさがそろっているものが、おいしいとうもろこしです。
焼きもろこし
材料(4人分)
とうもろこし 4本
バター 10g
☆醤油 大さじ2
☆砂糖 大さじ1
1.濡らしたキッチンペーパーで、とうもろこしを包んで3分電子レンジにかけます。
(【裏技】茹でる必要なし!電子レンジでとうもろこしを作る方法【ビエボ】)
皮付きのとうもろこしの場合は、ヒゲをハサミで切り、皮を2枚くらい残して同様に行います。
キッチンペーパーがない場合は、ラップで包んでも大丈夫です。
この間に、☆の調味料を合わせておきましょう。
2.フライパンにバターを入れ、中火にします。
3.バターが溶けたら、とうもろこしを入れます。
4.☆をフライパンに入れ、タレが煮詰まったら完成です。
とうもろこしご飯
材料(4人分)
米 2合
酒 大さじ2
塩 小さじ1
とうもろこし 2本
(お好みでバター 10g)
1.米は洗って30分くらい浸水しておきます。
2.生のとうもろこしを半分に切り、立てた状態で包丁を使い、削るように粒を外します。
3.炊飯器に米と酒、塩を入れ2合の目盛まで水を入れて、軽く混ぜます。
4.炊飯器にとうもろこしの芯と削りとった粒を入れて、お米を炊きます。
(とうもろこしの芯も一緒に炊くことで、出汁がでて一層おいしく出来ます。)
お好みで、炊き上がったらバターを入れて、軽く混ぜ5分くらい蒸してもおいしいです。
とうもろこしの冷製スープ
材料(4人分)
とうもろこし 2本
牛乳 400ml
固形チキンスープの素 1個
コーンスターチ 大さじ1.5
塩 少々
こしょう 少々
1.とうもろこしは、熱湯で約15分茹で、その後粒を取る。
スープの容器は冷やしておく。
2.鍋に牛乳、固形スープの素を入れて火にかける。
3.沸騰直前に同量の水で溶いたコーンスターチを加えて一煮立ちさせ、
とろみがついたら火を止める。
4.ミキサーに、1のとうもろこしの粒と、3を入れピュレ状にする。
5.一度こしてから、塩、こしょうで味を整え、冷やしておいた器に入れる。
とうもろこしの魅力
とうもろこしは、米、麦に並ぶ世界三大穀物で、世界中で常食されています。
そんなとうもろこしは、おいしいだけではなく、栄養も豊富に含まれています。
穀類ですので、主成分は炭水化物です。
野菜の中ではカロリーは高めですが、炭水化物はエネルギー源として働き、
疲労回復につながります。
胚芽部分にはビタミンB群を含み、ビタミンEやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
ミネラル類もバランスよく含んでおり、栄養価の高い野菜です。
粒の周りにある皮は、不溶性の食物繊維を含んでおり、便秘解消に働きます。
また、主食として食べられる以外にも、
コーンスターチやコーンフレークなどの加工品や、
家畜用飼料、バイオプラスチックの原料など、さまざまな用途があります。
おいしくて、栄養価の高いとうもろこしですが、
収穫後は急速に栄養価が落ちますので、
買ったらその日のうちに食べることをおすすめします。
保存をする場合は、皮つきのままラップに包み野菜室に入れましょう。
すぐに食べない場合でも保存はできます。
茹でてからラップに包み、冷蔵庫に入れれば2~3日は大丈夫です。
冷凍保存をする場合は、かために茹でたものを包丁で実を取って
密閉袋に入れて保存しましょう。
夏の味覚、とうもろこしを賢く選んで、食べて夏を楽しく過ごしましょう。