夕顔のレシピについて
朝顔は朝に咲いて、夕顔は夕方に咲く朝顔の一種だと思っていませんか?
私は恥ずかしながら、そう思っていました。
しかし、実際は朝顔はヒルガオ科の植物で、
夕顔はウリ科の植物と違う科目で、しかも、夕顔は食べることもできるのです!
夕顔なんて食べたことない!と私を含め思われる方もいるでしょう。
ところが、巻き寿司に入っている「かんぴょう」は夕顔から作られているのです。
夕顔料理をしたことがない方のために今回は、
簡単にでいる煮物や炒め物と相性のよい夕顔のレシピについてご紹介していきましょう。
夕顔を作った料理をしたことがある方もぜひ、見ていってください。
かんぴょう
材料
・夕顔 適宜
1.夕顔の上と下の部分を切り落とし、2cm幅で輪切りにし、表面の皮をむきます。
2.1の夕顔を1mm程度の厚さでかつら剥きにします。
真ん中の種が入った綿状の部分までむきます。
3.かつら剥きにした夕顔を天日干しします。
ハンガーなどを利用すると、
天気が悪くなった場合でも簡単に取り込むことができます。
長すぎる場合は適当なところで切っても大丈夫です。
4.市販のもののようにからっとしたら完成です。
冷蔵庫などで保管しましょう。
うまくむけなくて短くなった夕顔や綿の部分は
種をとって炒め煮や味噌汁の具にして味わうことができます。
手作りのかんぴょうを作って巻すしもぜひ、作ってみてください。
夕顔の煮物
材料(2人前)
・夕顔 400g
☆水 300ml
☆みりん 大さじ2
☆酒 大さじ2
☆しょうゆ 大さじ2
☆めんつゆ 大さじ1
☆かつお顆粒だし 大さじ1
◎片栗粉 適量
◎水 適量
1.夕顔は皮をむき、中の種とわたを取り除きます。
2.一口より少しおおきめの大きさに切って鍋に入れて強火にかけます。
3.夕顔に火が通ってきたら☆をすべて入れ、火を中火にします。
4.15分くらい煮たら◎で作った水溶き片栗粉を
鍋に回し入れてとろみをつけたら完成です。
夕顔の炒め物
材料(2人前)
・夕顔 400g
・にんじん 40g
・豚ばら肉 40g
・絹さや 15g
☆塩 小さじ1/4
☆酒 大さじ1/2
☆こしょう 少々
1.夕顔は皮をむいて、皮むき器で薄くむきます。
にんじんも薄切りに、豚ばら肉は2cmの長さに切ります。
絹さやは筋を取り茹でておきます。
2.フライパンを熱して豚肉を炒めます。
色が変わったら夕顔、にんじんを加え炒めます。
3.野菜が柔らかくなってきたら、☆の材料を加え味を整えます。
4.3に絹さやを加えれば出来上がりです。
(野菜万菜!! ~夕顔~)
夕顔の栄養価
夕顔は枕草子や源氏物語にも登場する歴史のある野菜で、
古くから食されて、栄養価も豊富です。
夕顔には糖分を緩やかに吸収する水溶性食物繊維と、
水に溶けにくく便のかさを増やして排便を促す不溶性食物繊維が豊富に含まれており、
腸内環境を整え、便秘や生活習慣病の予防に効果が期待できます。
また、夕顔の約90%が水分で低カロリーなので、ダイエットにも期待ができます。
夕顔をかんぴょうにすると栄養素が凝縮されて、
食物繊維やカリウム、カルシウムなどが凝縮されます。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、むくみを改善します。
カルシウムは骨は歯を丈夫にし、女性に多い骨粗しょう症の予防にもつながります。
ぜひ、夏の暑い季節にぴったりの水分が豊富で
みずみずしい夕顔を調理してみてはいかがでしょうか。
夕顔は一夜限りの白い花をつけるのですが、
果実は40cm以上、重さは6㎏以上にもなる大きい野菜です。
レシピを参考にいろいろな料理を楽しんでください。