山の日は、学生達には夏休みの最中の祝日で、特別なことは感じないかもしれません。

しかし、働いている社会人にとっては8月に祝日ができたことで、

休みが増えてうれしく思っている方も多いでしょう。

2019年の山の日は「8月11日の日曜日」なので、

翌日は振替休日でうれしいですね。

今回は、8月に始めてできた国民の祝日の山の日の由来や

イベントについて、みていきましょう。

山の日の由来

山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」が由来で、

日本の議員連盟「山の日制定議員連盟」の活動によってできました。

当初は、山の日は8月12日が候補として上がっていたそうですが、

1985年8月12日は日本で最多となった、

日本航空123便の墜落事故が起きた日であるために、

これを避けて前日の8月11日となりました。

 

また、日本は以前よりは有給休暇がとりやすくなっているとはいえ、

やはり有給休暇は取りにくい環境にあります。

しかし、祝日を8月11日にすると、

お盆休みと合わせて有給休暇が取りやすくするために、

大型連休のお盆の前を山の日と定めました。

 

また、長期で休みに出かけることで経済効果にも期待ができるのも

山の日が8月11日となった理由にあげられます。

山の日はいつから施行されたのか

山の日は一番新しくできた国民の祝日で2016年1月1日施行の改正祝日法で新設され、

8月11日から始まりました。

海の日以来、20年ぶりの制定で、これにより国民の年間祝日は16日に増えました。

 

海の日はハッピーマンデー法で毎年7月の第三月曜日と決まっていますが、

山の日はハッピーマンデー法の対象にはならないので、

毎年8月11日と固定されており、変わることはありません。

山の日のイベント

1.「山の日」記念全国大会

2016年に第一回「山の日」記念全国大会が長野県松本市で開催され、

皇太子殿下も式典にご臨席されました。

2018年は鳥取県大山で、「山の日」制定を記念した全国大会が開催されました。

「山を守る理念と重要性を伝えるとともに、山と共に生きる意義や障がい者、

外国人、高齢者など誰もが楽しめる山を目指す取組などを国内外へ発信していく」

をテーマにシンポジウムで話し合われたそうです。

 

(山の恵みに生かされて-第1回「山の日」記念全国大会祝祭式典プロローグ映像)

2.山フェス in東栄町

6月23日から9月23日の間に、山や川に関するイベント

「山フェス in東栄町」が愛知県東栄町で行われます。

鮎釣りや木造校舎の校庭でキャンプなど、子どものみならず大人も一緒に楽しむことができます。

3.ハダ恋山恋キャンペーン

神奈川県秦野市で「お帰りなさい、秦野へ ~丹沢は私たちの宝物~」

をテーマに8月11日に飲食店による山の幸のメニューの提供や、

山盛り詰め放題や山盛りメニューなどの山盛りイベントが行われます。

4.東京タワー

今年はまだ発表されていませんが、

山の日が施行されてから毎年、東京タワーを山に見立てたプチ登山が行われています。

普段だと土・日・祝日の11時~16時までしか開放していませんが、

山の日は9時~22時まで特別開放されます。

ぜひ、山の日を記念して約600段の階段を登ってみてください。

3.mont-bell(モンベル)

登山洋品店のモンベルでは、全国各地で山遊びイベントを開催しています。

初級レベルから上級レベルまで、

また体力はどれくらい必要か参加可能の年齢制限もされているので、

自分にあった山の日のイベントを見つけることができます。

まとめ

日本は国土の約70パーセントが山で占められており、

日本人は特に山と共に生きている国民といっても過言ではないでしょう。

しかし、山が身近にあるのが当たり前になってはいませんか?

ぜひ、山の日に山を楽しんで、そして山の恩恵に感謝をしましょう。