そもそも『そら豆』って?

実がなるとき、空に向かってつくことから「空豆」と呼ばれるようになったそら豆。

日本だけでなく世界的に食用として用いられています。

 

一粒の大きさは約3センチ程度のものが一般的。

タンパク質やビタミン、カリウムなどの栄養素がバランスよく含まれており、

特にビタミンB2は大豆に次いで含有量が多いと言われています。

 

国内の主な産地は鹿児島県が有名ですが、千葉県や茨城県などでも多く生産されています。

4月〜6月頃が旬ですが、寒冷地で栽培されているものは5月〜7月頃に旬を迎えます。

春先になるとスーパーや八百屋さんの店頭でよく見かけるようになりますよね。

 

そら豆のゆで方、塩茹で、クリームチーズ和え

◆おいしいそら豆の見分け方

そら豆といえばほくほくとした食感が特徴。

「どんなの選べばいいのか…」

 

そんなときはぜひ

  • さやにハリ・ツヤのあるもの
  • きれいな緑色をしているもの
  • 外から見て豆のふくらみが均一なもの
  • さやから外しているものではなく、さやごと販売されているもの

を選んでみてください!

 

そら豆は鮮度が命。

さやから豆だけを外してしまうと、鮮度を逃がしてしまう原因に。

さやにはいったまま冷蔵庫での保管も2日程度が目安です。

 

数日経ってしまっているものはどんどん風味が落ちていってしまうので、

購入したらなるべく早く食べましょう。

そら豆のゆで方

「そら豆ってどうやって食べたらいいの?」

必要なのはそら豆と塩、お湯のみ!

おいしいほくほくなそら豆のゆで方をご紹介しますね!

 

①そら豆は茹でる前にさやから豆を外します。

②豆の黒い部分に、包丁で少し切り込みを入れると仕上がりがきれいに!

 

③沸騰したお湯に、下ごしらえを済ませたそら豆を投入!

塩はお湯1リットルに対して大さじ1程度。

 

④ゆで時間は1分半〜2分。少し硬めなくらいがちょうどいいですよ。

⑤茹で上がったらザルにあけてお湯をきって粗熱をとりましょう。

 

この時、水にさらしてしまうとほくほく感が減ってしまうことも。

粗熱をとっている間の余熱も考え、ゆで時間は気持ち短めでOKなんですよ◎

冷めたら薄皮をむいて食べましょう!

もしゆでる量が少ないのであれば、鍋の代わりにフライパンでも簡単に調理可能♪

◆そら豆のおいしい食べ方

塩ゆでしただけでも十分おいしく食べられるそら豆ですが、

ほかにも食べ方は色々!

 

たとえば…

*水洗いして汚れを落としたそら豆に、塩を振ってさやごと丸焼き!

バーベキューで炭焼きに、お家でも魚焼きグリルで簡単に焼けちゃいます♪

 

*塩ゆでしたそら豆に衣をつけて天ぷらに!食べるときに塩をちょこっとつけて食べると◎

一緒に一口サイズの鶏肉を一緒にあげて食べるのも相性バッチリです♪

 

*じゃがいもや玉ねぎと一緒にグラタンにも!チーズとの相性もバツグン!

 

などなど、料理のアレンジは無限大!

ぜひお好みの味を見つけてみてくださいね。

◇最後に…

最近では、生のそら豆だけでなく、調理済みの冷凍そら豆も出回っていますね。

そら豆は家庭での栽培も手間があまりかからないのでオススメ!

通常は11月ごろ、東北などの寒冷地であれば春先に種を蒔きましょう。

大きいものであればプランターでの栽培も可能です!

 

お庭やベランダなど、日当たりの良い場所で挑戦してみてはいかがでしょうか?

最初にお話ししたように、そら豆には栄養価がたっぷり!

若いそら豆なら薄皮も身も柔らかいので、そのまま食べれば食物繊維も豊富にとれて◎

特に多く含まれているビタミンB2はエネルギーを作り出すのに必要不可欠な栄養。

美容やダイエットなどにも嬉しい効果が期待できます!

 

市場に出回るのは年に2〜3ヶ月程度。

もちろん食べ過ぎは禁物ですが、短い旬を逃さないよう、この機会に食べてみてくださいね。